代表からのメッセージ

私たちがミャンマーに進出した理由

私たちが2017年6月にINNOVASIA MJをミャンマーで設立したのには、理由があります。

INNOVASIA MJの親会社である株式会社ユーワークスは2001年の創業以来、東京を中心とした関東圏でシステム開発の仕事を続けてきました。しかし、周知の通り日本では、IT業界のニーズが増大するのに対し、少子高齢化の影響を受けて慢性的なエンジニア不足が続いています。

我々のような中小企業が優秀な人材を確保するのは難しく、人材の採用には苦戦し続けてきました。ベトナムでのオフショア開発を利用する選択肢もありましたが、すでに日本企業のベトナム進出はかなり進んでおり、現地の経済成長に伴い人件費も高騰しつつあります。

打開策を模索していたとき、ご縁があって、当社でミャンマー人エンジニアを採用する機会がありました。彼らは十分なITの基礎知識があり、英語または日本語でのコミュニケーションが取れ、そして何より、ITエンジニアとして成長したいという高い意欲を持つ優秀な人材でした。そこで私たちはミャンマーに興味を持ち、現地の政情、経済状況、文化等について調査しました。

その結果わかったのは、5100万人もの人口を持ち、若者が非常に多い今のミャンマーは、高度経済成長期の日本に似たポテンシャルを秘めた国である、ということでした。

事実、現在のミャンマーの一人当たりのGDP(1292USD)は、日本の1960年代の数値と合致しています。ミャンマー経済はベトナムの5年遅れで成長していると言われ、今後10~20年かけて急速な成長を続けるであろうことは間違いありません。

「製造拠点としても、そして市場としても、ミャンマーこそ東南アジアにおけるラスト・フロンティアだ」私たちはそう確信し、ミャンマーで人材を募り、ITラボを立ち上げることを決断しました。

ミャンマーの魅力

実際にミャンマーで起業し、ITエンジニアを集め、日本から現地での開発を管理することは、もちろん簡単ではありませんでした。法律や商習慣、文化の異なる国、しかも我々にとってあまりなじみのない国で会社を作り、その国の人と一緒に仕事をするわけですから、当然です。しかし、試行錯誤の末、ミャンマーでのラボ型によるITオフショア開発は十分有用であり、しかも国内での開発と比べて大幅にコストを削減できるということがわかりました。

そこで、この経験とノウハウを、同じような課題で悩んでいる日本企業のために役立てたいと考え、ITラボの提供をサービス化し、INNOVASIA MJを立ち上げるに至ったわけです。

ITラボをお勧めしたい2つの理由

一つは、日本でのIT人材採用が極めて困難である今、新興国の人材を起用することは、遅かれ早かれ必要となるということです。だとすれば、始めるのは早いに越したことはありません。

新興国でITラボを運営する業務プロセスの確立には、やはりある程度時間がかかりますし、現地のエンジニアと仕事をしながら、彼らを育成していくことも必要となるからです。

近い将来にミャンマーが経済成長を遂げ、人材の確保が難しくなってしまってからでは、もう遅いのです。

そして二つ目は、東南アジアの西端に位置するミャンマーこそが、日本企業にとってラスト・フロンティアであるということです。

ミャンマーと日本の時差は、2.5時間。これは、現地スタッフとリモートで同時に仕事をできる、ギリギリの距離です。そして、成長著しい東南アジア諸国のなかで、人口規模が大きく、なおかつ未知の大きなポテンシャルを秘めた国は、もはやミャンマーしかないと言っても過言ではありません。

今のミャンマーなら、ITラボ事業にとどまらず、手つかずの市場を活かした新たなビジネスに乗り出すチャンスも、無限に広がっています。こうしたチャレンジに取り組むことは、企業に清新な風を吹き込み活気づけると同時に、企業の魅力を高め、結果的に国内での人材採用にもプラスに働くに違いない。私は、そのように信じています。

これからも私たちは、ミャンマーと日本の橋渡し役として、そしてミャンマービジネスの開拓者として、皆様と共に歩んでいきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

INNOVASIA MJ 代表 吉本英治